未来への挑戦者たち 01
こんな製品を待ってたよ!
どうやって開発したの?
お客様からそんな反応をもらえるように
営業部門|奥野 智也
HOME未来への挑戦者たち営業・奥野 智也
甲子園出場をかなえてからも野球一色の学生時代。野球から学んだ大事なこと
小学1年生で地域の少年野球チームに入ってから大学卒業まで、野球中心の生活を送ってきました。小学生のときは純粋にプロ野球選手になるのが夢でしたが、中学生になってから「甲子園に行きたい」という明確な目標に切り替えました。高校は野球の強豪校に進学し、甲子園に出場する夢をかなえることができました。
野球は、10回のうち3回打てたら良いバッターといわれています。7回は失敗する、失敗のほうが多いスポーツです。ヒットを打ったら喜んで、打てなかったら落ち込んで、個人競技ならそれでも構いませんが、団体競技である以上、自分の感情を表に出していてはチームにとってもマイナスになってしまう。だから、失敗した時でも自分の気持ちを表に出さないように、「一喜一憂せず、どんな時でも平常心を保つ」ことを教えられました。今でもたまには辛いこと、落ち込むことはあります。そんな時はできるだけ顔に出さないように「いつもどおりやろう」と心がけています。


他にはない考え方に惹かれて
大学に入ってからも野球漬けの日々でしたが、野球部の監督の勧めもあって大学のキャリアセンターに行ってみました。そこで紹介されたのがオリエンタルモーターです。まだ仕事というものはよくわかっていませんでしたが、「1社に100台売るより、100社に1台ずつ売る」という考え方に他の企業にはない魅力を感じました。当時の私は1社に100台売ったほうがいいだろうと考えるタイプだったので(笑)、多くの場所で使われる製品でありたいという考え方や、これから自動化が進む世界でモーターは絶対になくならないという話を聞き、「それなら将来性もあるし、いいな!」と単純に思ったんです。
もう1つ、オリエンタルモーターが他とは違うと感じたのが面接でした。雰囲気がとても良かったんです。私は野球の話ばかりしていましたが、その野球の経験から、私の本音や良い部分を引き出そうとしてくれているのがわかりました。おかげで、全く緊張せずに自然体で話せたと思います。オリエンタルモーターから内定をもらった瞬間に、就職活動を終了しました。

入社4年目にして、大手得意先の担当に
最初の配属先は京都支社、その次は滋賀営業所へ異動しました。滋賀はオリエンタルモーター全支店、営業所のなかでも売上の高い地域です。売上が高いということは、その地区に競合企業が集まっているということでもあります。そこで業界大手のお客様を担当することになりました。
歴代、経験豊富な先輩たちが担当してきたお客様を若手の自分に任せる大胆な人事に驚きましたが、嬉しくもありました。4年目からは「若手」で通用しなくなるぞ、と自分なりに考えていた時期でもあったので「やってやろう!」という気持ちは大きかったです。
業界大手ということは、売上を伸ばすことはもちろんですが、その業界全体の動向、求められる製品要望を正確につかんで社内に報告しなければなりません。その変化をとらえなければ、会社全体の売上にも大きく影響するかもしれないと想像すると責任は重大です。プレッシャーも感じましたが、この使命感をプラスに捉え、先輩にも助けてもらいながら少しずつ情報収集や整理のコツを掴んでいきました。
あるときお客様から「オリエンタルモーターさん、こんなものをつくれませんか?」という相談を受けました。まだオリエンタルモーターにはない製品だったので、いったん会社に持ち帰り、技術者と検討してご要望の製品をつくるプロジェクトを立ち上げることになったんです。事業所の技術者とお客様との間を往復し、打ち合わせを重ねて少しずつ製品が形になっていきました。お客様と一緒に製品をつくり上げていくことはとてもワクワクする経験でした。


営業として、マネージャーとして
現在、川崎営業所で所長を務めています。お客様が実現したい自動化のテーマに対して、オリエンタルモーターの幅広いラインアップから最適な製品を選び出し、提案するのが仕事です。いち営業マンとして自分の売上を上げるのは当たり前です。所長として営業所全体の売上管理や、部下のマネジメントも行っています。
営業所の売上をどう上げるか、これは営業所のメンバー全員で取り組まないと実現できません。そこで、今まで当たり前にやっているけれど、実はやらなくてもいい仕事がないか、みんなで見直そうとしています。その無駄を削減できた分、営業にもっとパワーをかけていきたいです。
オリエンタルモーターをもっと大きくしたい!
モーターのその先は?
モーターそのものではなく、モーターを使って実現できる動き(モーション)を提供できるメーカーにならなければいけないと思っています。
モーターの先にどのような部品が付いて、どのような動きを求めるかによって営業マンからお客様への提案内容も変わってきます。「モーション」をお客様と共有し、世界の自動化に貢献するためにどういうものをつくっていけば良いか。営業として日々お客様のもとに足を運び、ニーズをキャッチして社内の開発にもつなげていきたいです。
究極は、電源を入れたらすぐ動くとか、取扱説明書を読まなくても使えるシンプルで必要な機能を備えたモーターを商品化できたらいいですね。お客様が求めるニーズを営業の最前線で捉え、会社と社会に貢献できたら最高です。

OTHER INTERVIEW
営業部門|奥野 智也
こんな製品を待ってたよ!
どうやって開発したの?
お客様からそんな反応をもらえるように
営業部門|奥野 智也
製造部門|浜野 由樹子
明日はもっと良くなるように。
振り返りの習慣が、
柔軟な現場対応力につながる
製造部門|浜野 由樹子
製造部門|木間塚 正和
仕事も学びも、まずは自分がやってみせる。
製造現場で次の世代を育てるリーダーに
製造部門|木間塚 正和
技術部門|関岡 和美
無駄なく正確に効率よく。
各部門の情報のつながりが、
設計の力になる
技術部門|関岡 和美
技術部門|横島 英明
開発が楽しくて仕方がない。
考え続けることで、
時代を切り開く開発者になりたい
技術部門|横島 英明
経理部門|浅野 陽子
自分ひとりで完結する仕事はない。
人とのつながりがあってでき上がるもの
経理部門|浅野 陽子