取り付けについて AC小型標準モーター
モーターの接続
配線、動作確認
●モーターの配線、動作確認の方法
電源用のリード線
電源用のリード線は、モーターリード線より太いものをご使用ください。
- 42mm角
- :AWG24(0.2mm2)、AWG22(0.3mm2)
- 60mm角以上
- :AWG20(0.5mm2)
AWGサイズについて
AWGはAmerican Wiring Gageの頭文字をとったものです。このAWGはリード線の心線構成、導体断面積を定めたもので、AWGNo.で呼ばれています。なお、AWG No. は番号が大きくなるほど細くなります。また、UL認定されたリード線を使用したものは、その種類によって、UL Styleと呼ばれる番号で区分けされています。
AWG No.はモーター外形図に表示されています。
AWG No. | 導体断面積(mm2) |
---|---|
26 | 0.14 |
24 | 0.2 |
22 | 0.3 |
20 | 0.5 |
18 | 0.75 |
コンデンサの接続方法
モーター運転中、コンデンサの両端子間にはモーター電源電圧の2倍近い電圧がかかっています。安全のため、端子部は必ず絶縁処理をおこなってください。絶縁処理用には、付属またはオプションのコンデンサキャップをご使用ください。
2端子コンデンサの場合
4端子コンデンサの場合
コンデンサには4つの端子があり、図のように端子Aと端子B、端子Cと端子Dが内部で接続されてい ます。電気的には2端子になります。
接点容量
接点保護のため、図のようにサージ電圧吸収用CR回路を接続してご使用ください。
記号 | 接点容量、他 | 備考 |
---|---|---|
SW | AC125V 5A以上または AC250V 5A以上(誘導負荷) |
− |
Ro・Co | Ro=5~200Ω Co=0.1~0.2µF 200WV(400WV) |
EPCR1201-2 (別売) |
モーター回転方向切り替え時のご注意
インダクションモーターは、一方向連続運転をおこなうのに最適に設計されています。したがって、瞬時の正逆運転に適したモーターではありません。
また、レバーシブルモーターと同じ結線で正逆運転すると「逆転時に所定の出力が得られない」という問題があります。これは、巻線の電気的バランスがくずれ、出力トルクが減少するためです。
4本リード線タイプのインダクションモーターを逆転させる場合には、図のように接続してモーターを完全に停止させてから逆転させてください。