AZシリーズの基本的な機能について説明した簡易マニュアルです。機能の詳細については取扱説明書(機能編)をご確認ください。
当コンテンツの対象製品は、AZD-A/AZD-C/AZD-K/AZD-AD/AZD-CD/AZD-KD/AZD-AX/AZD-CX/AZD-KXです。
ラウンドの設定
ラウンド機能とは
ラウンド機能とは、モーター出力軸の回転数が設定した範囲を超えると、現在位置の位置情報が自動的にプリセットされる機能です。ラウンドオフセットを設定すると、装置の動作領域を制限したり、インデックステーブルをプラス側とマイナス側の座標で制御することも可能です。
ラウンド設定の考え方
取付角寸法が60mmのモーターの例で説明します。ラウンド設定では、ABZOセンサが管理する1,800回転を等分割し、等分割した回転数内で座標を生成しています。したがって、1,800を割り切れる値を設定します。
【例:モーターが同一の方向へ180回転したらラウンド機能がはたらく場合】
【例:モーターの使用範囲を-90回転~90回転にオフセットした場合】
インデックステーブルの設定例
モーター出力軸が18回転したときに、インデックステーブルを1回転させる例を紹介します。
・モーターのギヤ比:18
【初期座標の考え方】
インデックステーブルがどちらの方向にも回転できるよう、18回転分を+と-に50%ずつ振り分けます。
【パラメータの設定例】
補足
- DGⅡシリーズ モーター縦方向(減速比18)については、上記の値が出荷時に設定されています。