Q&A
製品カテゴリ: AC小型標準モーター
機種・シリーズ: 全般
内容: 異常・トラブル
Q&A No.: 230
- Q.
- ACモーターが回転しません。回転しない原因を確認する方法はありますか?
- A.
- 原因と確認方法は以下の通りです。
原因確認方法過負荷状態となっている- ・
- モーターの温度が90℃以上になっている
(サーマルプロテクタが働いている可能性があります) - ・
- 無負荷でモーターが回転できるかの確認
- ・
- 負荷側に過負荷になるような要因(重量増、機構側の引っかかり、経年変化による摩擦力増など)がないか
- ※
- 機構条件から最適なモーターを選定する選定サービスがあります。
電源とモーター間の配線違い、断線- ・
- 配線の確認
- ・
- テスタを使った実際の配線の確認
- ・
- モーターの起動停止用のスイッチ、リレー等が壊れていないか
- ※
- 具体的な確認方法については、下記「配線の確認方法」をご確認ください。
製品が壊れている- ・
- モーター巻線抵抗値の測定による巻線状態の確認
- ・
- コンデンサ容量の確認
- ・
- モーターシャフト手回しによる軸受(ベアリング)の劣化状態の確認
- ※
- 確認は、必ず電源を切った状態でおこなってください。
- ※
- 具体的な確認方法については、以下をご覧ください。
Q384. ACモーターが壊れていないか確認する方法はありますか?
- <配線の確認方法>
-
1. 配線の確認
カタログや、取扱説明書に記載されている配線図にてご確認ください。
-
2. テスタを使った実際の配線の確認
テスタを使って電圧を測定することで実際の配線が正常かどうかを簡易的に確認することができます。
単相インダクションモーター、レバーシブルモーターの場合
測定箇所は電源電圧(下図テスターA)とコンデンサ間電圧(下図テスターB)です。
測定は無負荷、または定格トルク以下の状態でおこなってください。
正常であればコンデンサ間電圧は、電源電圧の1.4~1.7倍の値が計測されます。-
3本リード線タイプ、単相100V、CW方向回転の例 -
4本リード線タイプ、単相100V、CW方向回転の例
コンデンサ間電圧の測定方法と、コンデンサの有無による動きの違いについて、以下動画をご覧ください。
- ※
- テスターを使用した単相モーターの配線確認方法については、おしえて!照代さんでもご紹介しています。
三相インダクションモーターの場合
測定箇所は電源電圧(下図テスターA、B、C)です。正常な場合はすべてのテスターが200Vを示します。
リード線タイプ、三相200Vの例 -
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